生産工場
「こだわりの味を作る、こだわりの生産」
安全・安心に配慮した製造工場の設備をご紹介いたします。
お客様に高品質で安全・安心な商品をお届けするため、製造工場において徹底した品質管理を行っております。
さらに製造工程で鮮度を保つ工夫を追求することで、テーオーの商品の品質を高めております。
所沢工場
しょうが類・カレー類をメインに、調味料系商品等の製造をおこなっております。
弊社はカレー粉・カレールウともに製造している数少ない企業の一つですが、所沢工場がカレー類製造の拠点となっています。
(令和2年 所沢工場 ISO22000認証取得)
しょうが製造ライン
おろししょうが類は、より生に近い品質を心がけ、添加物を極力排除した商品づくりを行っております。
しょうがの持つ香り・風味・食感を大切にした商品設計が市場の支持を受け、業務用しょうがとして高いシェアを誇ります。
原料投入から箱詰めまで人の手を介さないオートメーション化された専用ラインで製造しております。
しょうがの風味にこだわる資材選定
しょうがボトル製品には、バリア性の高い多層ボトルを使用し、品質保持に努めております。
おろししょうがボトル製品は、加熱した後ボトルに充填後に冷却を行っております。
また、キャップ内側に脱酸素剤を封入することで、細菌類の増殖を抑制しています。
カレー製造ライン
独自の配合によりスパイスの繊細な風味を引き出した純カレーを自社製造しております。
また、カレーフレーク製造時には、カレー本来の味と香りを引き出すことにこだわり、直火焙煎を行っております。
純カレー作りの老舗
テーオー食品
カレーの
歴史
明治維新後、日本に渡ってきたカレーは、長い間、西洋趣味の高級料理でした。
やがて明治10年頃には「少年よ、大志を抱け」で有名なクラーク博士が学生の体力増進のためにライスカレーを推奨。明治30年代後半にはカレーうどんが誕生しました。
また軍隊食として用いられたりしたことからカレーは徐々に一般家庭にも普及し始めましたが、当時のカレー粉はすべて輸入品。
まだまだ高嶺の花でした。国産のカレー粉が誕生したのは、大正時代の終わり頃。
その後、いくつかの国産カレーが生まれますが、昭和15年になると食糧事情の悪化から生産を中止せざるを得なくなっていきます。
テーオーの
純カレー
テーオー食品がカレーの開発に取り組んだのはまさにこの時期でした。
やがて終戦を迎え、当社を始めとした純カレーメーカーがGHQに対して統制品であった原材料を割り当ててくれるよう交渉し、これに成功します。
かくして純カレーブームが起こり、カレーは誰にでも親しまれる料理として定着していったのでした。
このころから純カレーを発売開始し、70年を超えるカレーの歴史を持つ老舗企業です。
純カレーの
美味しさの秘密
当社のカレーは、スパイスを活かすということをひとつの理想と考えています。
一口目より二口目と味が広がり、美味しくて、しかも飽きが来ないカレーを目指しています。スパイスの繊細な風味をこわさないよう、こだわりを持ち、丁寧に製造した当社のカレー製品は、発売以来高い評価を集め続けています。
開発プラント
お客様の要望にきめ細かく対応するために大量製造ラインとは別に、小規模製造で小ロット生産にも対応出来る設備を用意しております。
この開発プラントでは、粉末加熱混合、液体充填設備など、比較的少量な製造ロットでもお客様のニーズに合わせた商品が供給出来るようにしております。
中小企業ならではの臨機応変なフットワークの軽さを大切にしております。
岩手工場
にんにく類・わさび類をメインに、調味料系商品等の製造をおこなっております。
また、添付用小袋品を製造している小袋プラントも併設しております。
(平成31年 岩手第二工場FSSC22000認証取得)
(令和3年 岩手工場へISO22000適用拡大)
にんにく製造ライン
にんにくボトル商品は、原料の品質を維持し、風味と辛味をそのままお届けすることを心がけ、加工・充填・箱詰めまで細心の注意のもと製造しております。
外食・中食・各種給食シーンで様々なお客様に支持をいただいております。
にんにくへのテーオーのこだわり
にんにくの辛味・においはアリシンという成分によるものです。
アリシンの含有量は、製造・保管に伴い、減少していきますが、テーオーではアリシン含有量の多さにこだわりを持っています。
原料から製品保管まで、管理を徹底し、良質なものをお客様にお届けしてまいります。
わさび製造ライン
わさびの鼻に抜けるような辛味、わさび特有の風味を損なわないよう、原料、製造、保管まで徹底した管理を行っております。
また、岩手工場は国産本わさびの生産地に近く、良質な原料を確保しやすい立地にあります。
原料わさびの風味を損なわずに、風味を最大限引き出すように、製造を行っております。
当社における、わさび製造の歴史は昭和28年の粉わさびの発売から始まります。
その後、わさびの⾟味や⾹りが抜けないことを⽬指し、バリア性の⾼いフィルムを多層ポリでおおったFパック(チューブタイプ)のおろしわさびの発売に⾄ります。
わさびの原料に関して
本わさび
本わさびは、栽培方法により沢わさびと畑わさび(山わさび、陸わさび)に大別されますが、植物としてはどちらも同じです。
沢わさび
渓流や湧き水を利用して栽培される本わさび
畑わさび
冷涼で湿気の多い山間部で栽培される本わさび
岩手県は、夏涼しく、また霧が発生することが多く、畑わさびの日本有数の産地として知られています。
畑わさび収穫風景(岩手県)
西洋わさび
ホースラディッシュとも呼ばれる植物です。昔は日本でも多く栽培されていましたが、現在では、中国からの輸入が多くなっています。
西洋わさびの辛味の主成分は、本わさびと同じアリルイソチオシアネートと呼ばれる成分です。
乾燥し、粉末にしたものが、粉わさびの主原料になります。粉わさびを水等と練り合わせたものが、練りわさびです。
また、おろしわさび、おろし本わさびにも使用されます。
岩手第二工場
2015年に竣工いたしました各種小袋類の製造を中心とした工場です。
一人用の「わさび」「にんにく」「しょうが」を中心に「コリアンコチジャン」「柚子胡椒」などの一人用小袋対応の高速充填設備を保有しており、大量供給の要望にも対応可能です。